数学が好きでない人へ

自己紹介

初めて記事をかきます、ムラナカといいます。

現在は数学科の大学院生で、来年から高校の教員です。
毎日朝から晩までほどほどに数学をしています。
趣味は運動とゲームとアニメ鑑賞とカラオケです。
出身高校は小松明峰高校です。
よろしくお願いします。

謎解き?パズル?数学?

 突然ですが、次の問題が解けますか?ひっかけ要素はありません。

数学が苦手な人はそれなりにいます。僕が高校生の頃も得意だったわけではないので、気持ちはわかります。でも、それなりに数学が好きでした。もちろん寝転がってゲームやってる方が好きなのですが、科目というくくりの中では数学は好きな方でした。理由は、解けると気持ちがいいからです。わかると嬉しいからです。

 謎解きとか、パズルとか、自分の持っている知識や知能で問題を解決することは、多くの人が好むことでしょう。数学が苦手な人でも、上のマッチパズルのような問題が出されれば、一旦は考えてしまうのではないでしょうか。きっと、「気になる」とか「知りたい」という欲求は本能的なものなのです。誰にだって数学が好きになれる素質はあるのです

 「そういうパズルならいいですけど、数学は嫌いです」という生徒がいます。それは、ひとえに問題に取り組む準備ができていないだけです。道具が揃っていないのです。マッチのパズルも、+(足す)の意味も知らない小さな子どもに出しても、問題の意味も何を考えてよいかもわからず、きっと興味を示さないでしょう。

 数学が苦手な人は、定義を覚えていなかったり、基本問題の解き方が身についていなかったりで応用問題に取り組むための道具が揃っていないのです。揃っていないから、考え始めることができなくて、何をやればよいかもわからなくて、つまらないのです。

 逆に言えば、その道具があればきっと楽しめるはずです。その道具の揃え方は次回にかく予定ですから、たまに覗いてみてください。

 皆さんの数学ライフがよいものになることを願っています。

 ちなみにマッチパズルですが、僕が5秒くらいで考えたものなのでいくつかの解き方が存在すると思います。今のところ4通りの解法があるので、5つ以上やり方が思いついた人は教えてください。