最後のご挨拶

お久しぶりです、須谷です。

諸事情により北村先生のアカウントをお借りしております。

学業に専念するため、3月をもちまして東進を卒業する運びとなりました。

1年という短い間ではありましたが、東進で過ごした時間は非常に濃密で有意義なものでした。

指導や質問対応などを通して生徒の皆さんから多くの刺激をもらい、皆さんの学習に対する姿勢に同じ学生として尊敬の念を抱くことも多々ありました。

特に高校3年生の皆さんとは、嬉しいことも苦しいこともたくさん経験しました。

皆さんと共に味わった様々な感情は、これから先も忘れることはないでしょう。

どれもすべて、貴重で大切な体験でした。

本当にありがとうございました。

最後に、皆さんにお伝えしたいことがあります。

大学入試を終えて、合格した人ともう一度頑張る人がいらっしゃることと思います。

どちらであろうと結果に対する思いは人それぞれで、今までしてきた選択によって「あの時ああしていれば…」と後悔したり、今からする選択によって「後で後悔するのでは…」と不安になったりすると思います。

そんな皆さんに、私がいつも心に留めている言葉を送ります。

「振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない」

かつて異端者と呼ばれながらマルチに活躍し続けた、クリエイターの寺山修司さんの言葉です。

何かを決心する時、必ず迷いや不安が頭をよぎります。

昔の苦い思いや経験が歩みを止めることもあります。

ですが、前に進むためには前を向いていなければうまく進めません。

前に進むときは、前を向いてほしいのです。

かといって過去は悪いものではなく、決心の時に背中を押してくれるものでもあります。

過去は「振り返る」のではなく、「見返す」ものであってほしい、と私は考えます。

皆さんの未来が夢で満ち溢れていることを、心より願っています。

またどこかでお会いしましょう。ありがとうございました。