暗記の助けになるもの

七夕が終わってから一気に夏がきた感じしますね。僕がまだ中学生の頃とかはもっとこう、まだ涼しさの一面も残っている、さっぱりアッサリした夏だったような気がしますが、なかなかの暑さですね近年。異常気象が毎年ひどくなっている感があります。

今回は、暗記の助けになるものの話をしようと思います。

暗記と言っても、どうしても覚えられないものもあれば、なぜか自然と覚えてしまっているものもありますよね。なんとなく夏の匂いがするような曲とか、イオンやドン・キホーテのお店に入ったときにどこととなく流れてくる音楽を常に流している装置である「呼び込みくん」とか。逆に何度やっても覚えられない単語とか。あれの違いって考えたことありますか?

僕はあれらの違いは、一緒にはいってくる「情報の量」だと思うんですよね。何かを覚えてしまうときは、それ以外の情報も一緒に入ってくる環境が整っているときのように思います。例えば、店頭にある呼び込みくんの、あの常に流れている「テテーテ テテテ」という音源、ちゃんと練習したわけでもないのに頭に流れてきます。それは、きっと何度も聞いているのに加えて、野菜や魚などの、スーパー独特の匂いなどの環境も、それを思い出す要因になっているのでないでしょうか。記憶のトリガーになるようなイメージですかね。

これは、逆に言えば、何か覚えたいものがあるときは、「それ以外のもの」も一緒に覚えたほうが覚えられるとも言えますよね。単語一つ覚えるにしても、スペルや由来、例文、さらには今単語を勉強しているこの「状況」やどんな「環境」でやっているかも、まるごと一緒に記憶してしまうのです。トリガーになるものが多ければ多いほどいざというときに思いだしやすくなる…かも、しれませんね。よく、テレビに登場する小中学生で暗記王のような方々は、必ずと言っていいほど、このような「結びつきの暗記」を活用しているとよく聞きます。

暗記が苦手と思っている生徒は、ぜひ(ちょっと)試してみてください。